作成日: 2023-2-21 更新日: 2023-4-17
カテゴリ- : ITブログ
美容室POSレジアプリに必要な4つの機能

美容室POSレジアプリに必要な4つの機能

【美容室経営者必見】POSレジアプリの選び方と重要機能について

美容室経営に欠かせないのが、お客様の支払いや商品の販売を行うPOSレジアプリです。しかし、たくさんのアプリが存在するため、どのアプリを選ぶべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで、美容室のPOSレジアプリを選ぶ上で重要となる機能について解説いたします。私たち株式会社カッチブーンは、美容室POSレジ・顧客管理・予約アプリ「カッチブーン」の開発を手がけ、多くの美容室経営者と対話を重ねてきました。その経験をもと今回の記事を書いていますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

美容室がPOSレジアプリに重要視すべき機能は4つ

1. レジ機能

レジ機能とはカット・カラー等のサービス提供を行うためのレジスター機能のことです。主な機能としては以下のようなものがあります。

  1. 販売時の金銭処理:顧客からの支払い金額をPOSレジ機能で受け取ることができます。現金だけでなく、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済(PayPay等)などの支払い方法にも対応している必要があります。また、割引やキャンペーンの適用も簡単に処理することができます。
  1. レシート発行機能:決済時にレシートを発行する必要があります。レシート発行は紙・電子を問いません。レシートには、商品名、価格、支払い金額などの情報が記載されており、顧客は購入情報を残すことができます。

また、サービス提供してきた身から、案外重要だと思う点が下記です。

  1. ワンタッチで決済画面:所属のスタイリストが増えるほど、レジ前が混み合います。また、決済時に「改めてメニュー選択を一つ一つする」「決済方法毎に端末が違う」等は決済を行うスタイリスト・お客様どちらともにもストレスになります。決済時には、既にほとんどのメニューが登録されていて、決済端末も1つにまとめられていると無駄な時間がありません。スタイリストが「ポチっ」、お客様も「ピっ」で決済が終わるのが理想です。
  1. レングスチャージ:導入されている店舗/いない店舗があるのですが、お客様の髪の長さによって薬剤・施術時間が変わってきます。つまり、髪の長さによってコストが上下します。適正に利益を取っていくためには、メニュー金額に幅を持たせて決済時にワンタッチでレングスチャージを入れ込める必要があります。
  1. 割引適用:学生割引や平日割引等、お店の稼働に貢献いただけるお客様や長く来店いただける期待値が高いお客様には割引をして固定客化させたいです。そのため、簡単に割引を導入し・かつその情報がアプリにもお客様レシートにも反映できる必要があります。
  1. Suica(交通決済)やPayPay決済:電子決済の中でも交通系決済やPayPayは案外多いです。利用できるコンビニ・飲食店等が爆発的に増えたことから、こうしたそれぞれの電子ウォレットに数万円程度チャージされている状態のお客様が増えた影響かもしれません。あと、これ当然に端末分かれてない方がいいです。
 

2. 顧客管理機能

顧客管理機能は、美容室経営において、顧客情報を集め管理するための機能のことです。主な機能としては以下のようなものがあります。

  1. 顧客情報の登録:顧客情報を登録することで、名前、住所、電話番号、メールアドレスなどの基本的な情報を管理します。また、顧客の誕生日などの記念日を登録することで、マーケティング戦略に応用することも可能です。
  1. 購入履歴の管理:顧客が過去に購入したメニュー(カットやパーマという大カテゴリーだけでなく、中小カテゴリーまで)の履歴を管理することができます。また、お客様の過去の注文内容を管理もします。これにより、顧客の嗜好や購買パターンを分析し、適切なマーケティング施策を実施することができます。

また、細かな重要ポイントは下記です。

  1. お客様のメモとスタイリストのメモ:お客様が事前にやりたいカットがわからないので、仮メニューで予約していた場合、お客様メモで把握しておく必要があります。また、スタイリストがヒアリングした結果やカラー配合等もメモに残しておく必要があります。
  1. イメージや施術後写真を画像で保存しておく:1人のスタイリストは多くて200人弱のお客様の施術を担当します。お客様が見せてくれたイメージ写真やカット後写真を残していれば、今後カット前のヒアリング時にも適切なコミュニケーションが取れる可能性が高くなります。
  1. 引き継ぎ客を記録・区分できる:独立初期などは、勤めていた店舗から引き継ぎ客が重要な集客経路となります。「これまで何度来店いただいていたか?」を独立後だけでなく、以前のお店から通算で記録しておくことで、適切な顧客管理が可能になります。
 

3. WEB予約機能

WEB予約機能は、お客様がオンラインで予約を行うための機能のことです。以下のような特徴があります。

  1. オンライン予約管理:WEB上で予約を管理することができるため、手動で予約状況を確認する手間が省けます。また、予約が自動的にシステムに反映されるため、重複予約を回避することができます。
  1. 予約確定通知:予約が確定したことを、自動的に顧客に通知することができます。これにより、予約内容や日程に誤りがないか、顧客が再度確認する手間を省くことができます。
  1. キャンセル処理:顧客が予約をキャンセルする場合も、WEB上で簡単に処理することができます。

細かいですが、下記がポイントだと思っています。

  1. 同時施術予約に対応:特に女性専門でカラー・パーマ等メニューの注文が多かったり、人気スタイリストの方はアシスタントをつけて、複数席を用意して同時施術を行うことが多くなります。WEB予約も同時施術に対応している必要があります。
  1. ホットペッパーに予約を依存しない:他の美容室関連記事で、POSにWEB予約はいらないというような記述を見つけましたが、私はそうは思いません。今の美容室の依存体質を作ったと言えますが、それが顧客層の悪化に拍車をかけています。「固定客」までホットペッパーを通して予約してもらって手数料・広告料を支払う合理性はないです。1〜2ヶ月に1回の固定客のお客様予約のときに、パッと目に入った他店に浮気されてしまったら目も当てられません。
  1. Instagram等のSNSとの連携を重視:いまは特にインスタグラムを通して顧客とのコミュニケーション(フィードやリール、DM)をとることが増えています。インスタグラムの内容を見て、お客様が予約したいと思ったタイミングでWEB予約に直接つながることが重要になります。
 

4. レポーティング機能

レポーティング機能は、来店されたお客様・売上・メニュー等のデータを可視化・分析し、経営の意思決定や業務改善に役立てるための機能です。以下のような特徴があります。

  1. データの可視化・分析:データをグラフや表などの視覚的な形式で表現することで、業務上の問題点や傾向を直感的に把握できます。また、売上状況や顧客嗜好の傾向などを把握し、業務改善のためのアイデアを得ることができます。
  1. リアルタイム性:データがリアルタイムで更新され、迅速な意思決定を可能にします。

下記ポイントです

  1. レポートは気合いを入れて見ない:独立・開業初期は経営・施術の両方を担当することが多いです。経営レポートを見ようと思っても、時間がない・まとまった時間が取れないことが予想できます。そのため、「必要な情報”だけ”がまとまっていること」「普段、業務上目にする場所に(平均来店周期や金額等)データが配置されていること」が重要になります。
  1. 店舗毎・スタイリスト毎のデータも見れること:独立・開業初期は1人のスタイリストが売上・予約の全てであることもありますが、すぐにお店が成長するとスタイリスト・アシスタントが増えます。また数年後には2、3店舗目も立ち上がっている可能性があります。レポートも店舗の成長を見据えて、店舗毎・スタイリスト毎に「ポチっ」でデータが出し分けられる必要があります。
 

美容室がPOSレジアプリを導入するメリット・デメリット

美容室がPOSレジを導入することは、さまざまなメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットも存在します。ここまではPOSレジアプリを導入すると享受できるメリットの部分を中心に説明してきました。ただ、まだ手書きで記帳まで予約管理までやっていますという美容室も多く、そうした業界標準を考えると、私たちはすべての美容室がPOSレジアプリを導入すべきとは思っていません。下記にメリットとともに、デメリットも改めて整理したいと思います。

 

メリット

  1. 時間の節約:POSレジを使用することで、店員は手作業でのレジ処理から解放されます。そのため、顧客との対応や施術に集中することができ、時間を節約することができます。
  1. 精度の向上:手作業でのレジ処理では、商品名や金額の入力ミスが発生する可能性がありますが、POSレジを使用することで、入力ミスを最小限に抑えることができます。
  1. 在庫管理:POSレジを使用することで、在庫の管理がしやすくなります。売れた商品や使用した商品をすぐに反映することができるため、常に正確な在庫数を把握することができます。
  1. データの蓄積:POSレジを使用することで、顧客や商品のデータを蓄積することができます。これにより、顧客層や売れ筋商品の把握など、マーケティングに役立つ情報を取得することができます。
 

デメリット

  1. コストの負担:POSレジは、導入費用やメンテナンス費用がかかります。そのため、初期投資が必要になります。また、システムの更新や修理にも費用がかかる場合があります。
  1. トレーニングの必要性:POSレジを使用するためには、スタイリスト・アシスタントにトレーニングが必要です。トレーニングに時間を費やす必要があります。
  1. セキュリティの問題:POSレジは、クレジットカード情報などの個人情報を扱うため、セキュリティの問題があります。不正アクセスや情報漏えいなどのリスクがあるため、セキュリティ対策が必要です。
 

以上が、美容室がPOSレジを導入することのメリットとデメリットです。導入前に、コストやトレーニング、セキュリティなど、慎重に検討する必要があると言えます。

4つの機能備えたPOSレジアプリ、カッチブーンを紹介

いかがでしたでしょうか。①レジ機能 ②顧客管理機能 ③WEB予約機能 ④レポーティング機能がPOSレジアプリには必須であり、それぞれの細かなポイントを説明させていただきました。

実際にPOSレジアプリを開発して、美容室の方々に利用いただき、フィードバックをいただいた内容なので参考になれば幸いです。世の中にはPOSレジアプリで優秀なものもたくさんあります。ぜひ色々聞いてみてください。

もちろん私たちが開発している美容室専用POSレジアプリ「カッチブーン」もご紹介した4つの機能を搭載しています。また、細かい注意ポイントも網羅しています。気になる方はお問い合わせください。

サンプルイメージ

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デモアプリを利用できます

下記URLからデモアプリを利用できます。

管理画面(お店が業務に使う画面):https://demo-kutchboon.kutchboo.com/admin

ID: demodemo@demo.com

PW: zqsBWrGKnCL7

お客様画面(WEB予約画面):https://demo-kutchboon.kutchboo.com/

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